1. 西伊豆へ
西伊豆スカイラインを走り、達磨山に登って、最後に黄金崎に立ち寄るというルートでドライブをしてきました。
西伊豆スカイラインは伊豆半島の稜線上、標高800m前後を走るワインディングです。海と山に挟まれたような地形にあり、標高が高いことに加え、風向きの影響を受けやすく、天候が目まぐるしく変化します。この日も走り出してしばらくすると一気に霧に包まれました。
車を停めて外に出ると、辺り一面が真っ白な景色に変わっていて、少し不思議な気分になりました。

2. 達磨山に登る
伊豆山稜線歩道の途中に位置する戸田駐車場に車を停めました。ここでは、戸田峠・達磨山方面と、船原峠・土肥駐車場方面に道が分かれています。ここから達磨山の山頂までは20分ほどです。

ササの間を抜けていく道で、そこまで急な坂でもないですが、階段の高さが揃っていない箇所が多く、落ち葉などで滑りやすいので、気を付けて進みます。こちらも稜線上にあるぶん、登っている間も霧が出たり晴れたりを繰り返しています。

戸田漁港側に目を向けると、雲が切れて青い海と港町がくっきり見えます。登ってくる途中はずっと真っ白な視界だったので、海の青さが鮮やかに映りました。

3. 山頂
山頂に着いても雲に包まれたままでしたが、時折雲が途切れ、眼下に広がる谷や稜線が姿を見せては、またすぐに霧の中へ消えていきました。

4. 西伊豆スカイライン
達磨山を降りたあとは、ふたたび西伊豆スカイラインを走ります。もともとは有料道路だったこともあり、路面がきれいに整備されていて走りやすい印象です。

緩やかな高速コーナーもありつつ、中低速が多く、見通しも良いので気持ちよくペースを刻めます。稜線をなぞるように道が続いているので、コーナーの先で視界がぱっと開ける瞬間が多いのも、この道ならではの楽しさだと感じました。
5. 黄金崎
最後に立ち寄ったのは黄金崎です。西伊豆スカイラインを降りて駿河湾側の海沿いに出ると、独特な黄褐色をした岩肌の岬が姿を見せます。

風化によって黄褐色に変質した変朽安山岩が、この辺りの岩肌を形成しています。もともとは海底火山から噴出した安山岩質の岩石で、それが地下にあった頃に高温の熱水にさらされて変質し、長い年月をかけて隆起し、風化したことで、このような色合いになったと言われています。海に張り出した岩の造形が相まって、他の海岸線ではあまり見ない景色です。


岩肌のざらついた質感と、そこに打ち付ける白波のコントラストがいい感じです。波が引くたびに濡れた岩肌が色を変える様子も面白く、飽きずに眺めていました。
6. まとめ
駿河湾の向こうには、うっすらと富士市の工業地帯が見えました。この日は雲が多く富士山は拝めませんでしたが、空気の澄んだ日には黄金崎からも見えるようです。

昨今の夏の暑さには参ることが多いですが、それでも夏の空気感は大好きです。強い日差しと入道雲、青空と深い緑、蝉の声や夕立後の土の匂い。どこか懐かしさを感じるあの雰囲気だけは、何年経っても色褪せず好きだなと思います。
