夏を感じたくて、神奈川県の最南端、三浦市の城ヶ島へ行ってきました。

1. 城ヶ島

城ヶ島は、平坦な段丘が海岸で切り立つ地形が特徴的な島です。波に削られた岩肌や海食崖が島のあちこちに広がり、関東大震災で地盤が隆起した痕跡も残っています。

三浦半島とは城ヶ島大橋で結ばれていて、車でも気軽にアクセスできます。

2. 断崖と波

海岸沿いに出るまでの道は植物が生い茂り、アーチ状のトンネルになっていて、木漏れ日を感じながら抜けていきます。木々の壁が時々途切れ、その隙間から海岸が見えてきます。海に向かって垂直に落ちる崖の景色には圧倒されました。

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この日は風が強く、波も高めでした。波が作る群青のグラデーションが綺麗です。カメラやレンズに潮風が飛んできたり髪型が崩れたこと以外は、最高でした。

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打ち付ける波は東映のオープニングを彷彿とさせます。写真に写る岩は波食台と呼ばれ、波によって平らに削られた地形です。長い年月をかけて地形を造ったのがこの波なのだと思うと、その成り立ちを見せられている気分になりました。

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3. 馬の背洞門

来た道を少し引き返し、展望台のような見晴らしの良い場所に来ました。馬の背洞門などの地形を一望できます。

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近くの看板によると、馬の背洞門は自然の風雨と波浪が長い年月をかけて作った海食洞穴です。地層は鮮新統・三浦層群に属する凝灰質砂礫岩という軟らかい岩質で、高さ約8m、洞門部分は幅6m・厚さ2mほどです。馬の背のような形から「馬の背洞門」と名付けられ、「めぐりの洞門」「眼鏡の洞門」とも呼ばれています。

明治の文豪、大町桂月もこの地を訪れ、紀行文に「馬の背に至る、怒涛脚下の巌を噛む」と、その荒々しい景観を書き残しました。

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4. 帰り道

日が傾いてきて、行きよりも木漏れ日が綺麗に見えます。先ほどの強風でレンズに潮水がつき、自然のブラックミストフィルターが完成しました。光を拡散して、木漏れ日がより綺麗に映ります。

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道だけでも絵になりますが、友人に先を歩いてもらうと、ストーリー性が生まれます。また、城ヶ島全体がウェディングフォトの聖地になっていて、この道もよく撮影に使われるそうです。実際、浜辺では新郎新婦の姿と、DJIのジンバルを構えたクリエイターの方を見かけました。

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5. おわりに

今回は時間があまり取れなかったので、1時間半ほどの滞在になってしまいましたが、時間が許せばもっと歩きたい場所でした。東京都心からも1、2時間ほどで来ることができます。

眩しい日差しと潮の匂い、荒々しい波の音。この夏の記憶と記録を、ここに留めておけた気がします。

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